概要
システム毎にバックアップの仕組みが異なっていたり、更にそのバックアップ媒体がテープであったりディスクであったりと、バックアップを囲むシステム環境が煩雑になり悩んでいる管理者の方も多いのではないでしょうか。FalconStor OBDは、VTL(仮想テープライブラリ)とNAS(ネットワークストレージ)両方のインターフェースを備えることで、バックアップデバイスの統合を実現します。更に、FalconStor OBD間のレプリケーション機能により、既存のバックアップ環境を大幅に変えることなく、災害対策にまでデータ保護環境を拡大することが可能です。
特徴
■シームレスな導入
現在バックアップ媒体として物理テープ装置をお使いの場合にはVTLとして、既にNASをお使いの場合には同じくNASとしてFalconStor OBDを利用することで、現行のバックアップ運用を変えることなくシームレスに導入可能です。
■重複排除によるバックアップデータの低減
VTLとNAS間で統合された重複排除(De-dupe)機能でバックアップデータを大幅に低減します。これにより、バックアップストレージに必要な物理ディスク容量を減らすことにも貢献します。また、VTLにおける重複排除はインライン方式の他、ポストプロセスによる処理も選択できる為、より高速なバックアップが可能となります。
■バックアップストレージ統合
WindowsやLinux、UNIXといった主要なOSや各種アプリケーション、様々なバックアップ/アーカイブソフトウェアに対応している為、FalconStor OBDを各システムから共有することで、システム毎に用意していたニアラインストレージの統合を実現します。
■バックアップデバイス間のレプリケーション
FalconStor OBDでは、WANに最適化された様々なレプリケーション(1対1、N対1、カスケード、パラレル)に対応しています。これにより、ご利用になるバックアップソフトウェアに依存せず、バックアップデバイスとしてオンラインで遠隔地へのレプリケーションを行い、災害対策に繋げることができます。
主な機能
- 様々なOS、アプリケーションからのデータ保存先として利用できるVTL&NAS I/F
- 50種を超えるテープライブラリ、30種を超えるテープドライブフォーマットのエミュレーション
- NDMP、Symantec OST、IBM iシリーズなど、様々な環境に同時に対応可能
- VTL利用時の重複排除はインライン(バックアップ中)の他、ポストプロセス(バックアップ後)も選択可能
- エクスポート、複数テープへの複製、バックアップデータを纏めて1本のテープに書き出すなどの物理テープ連携機能
- WANに最適化された1対1、N対1、カスケード、パラレルレプリケーション
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